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収穫が終わって、

今度は、見学の為、別の畑に移動。

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初めに見せて頂いたのは、カベルネ・ソーヴィニヨン。

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見事に黒い実が成っていました。

このカベルネ・ソーヴィニヨンは、自然農法。
化学的なものは一切使わず、所謂お礼肥えもせずに自然に任せているのだそうです。
殺虫・殺菌は薄いボルドー液を使用。

去年は、長雨で収穫に不安があった為、摘むのは遠慮して下さい、と言われたこのぶどう、今年はそういった不安が特になかったお陰か、ひと粒位ずつ頂いて構わないよ、との事でしたので、有り難く頂きました ^^

ものすんごく甘い! ^^

あっま~い!と驚きの言葉が、異口同音。

甘いだけじゃなくて、色んなものが、ぎゅっ、と凝縮されている味でした。

今年は10月10日頃を目途に収穫の予定。
垣根方式の収穫作業は大変だそうで、カニさん歩きで横ばいにずーっと収穫をして行くのだそうです。

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実が成っているのはかなり低いところ。

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一番長い列は、120m。

傘を掛けるのも、一房ずつはとてもやっていられないので、ビニールをばーっと掛けて行くそうですが、カニさんになって腰を屈めての作業がいかに大変か・・・、想像しただけで腰が痛くなりました。
加えて、日照の為、列は南北に走っていて、収穫の時に陽射しを遮ってくれるものは何もありません。
過酷・・・ ><.

夜、25℃を切る様になると、ぶどうに色が入り始めます。
このところの温暖化で、カベルネ・ソーヴィニヨンに、いずれ、色が来なくなる可能性があるのではと言われている為、ルミエールさんでは、試験的に、もっと南の方で作られている品種のテンプラリーニョ等の栽培をしたりもしているそうです。
現在、20種類程作っているのだとか。

この土地の標高は400m、塩尻は700m。
色がつくぶどうは塩尻の方が適しているかも知れない、と、工場長さんが仰っていました。

塩尻に色がつくぶどうが適しているのは嬉しいけど、こちらでも作り続けられる様であって欲しいなぁ・・・。


続いて、甲州の畑へ移動。



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古くなった樽を利用した名札がお洒落ですねー、去年は名前の左に見えている刻印に気がつきませんでした。

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きれいだなー・・・ ^^

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甲州については、去年、大分詳しく伺いましたが、その香りを強める為に、昔、10月1日からの収穫の取り決めだったところ、今はもっと早く収穫したりもしているそうです。

元々、ワインとなるに適した要素を持ち、沢山作られている甲州ですが、昨今の和食ブームも良い追い風となり、近年は海外にも進出しているとか。
にんまり。

さて、ベイリーAは、その剪定がとても難しい品種なのだそうですが、甲州も、同じくらいに大変。
糖度が余りあがらない品種で、17度くらいでめいっぱい、16を切るものもあるそうです。
赤は20以上ないとお話にならないそうですが、白なので、そこまでは上がらなくても大丈夫。
糖酸比20:7位が、長期熟成に堪えるのだそうで、欧州系の品種、特に赤に関しては、選果に手間暇を掛けて糖度の高い仕上がりになる様に気を使う様でした。
甲州も、そんな感じ?

ぶどう畑の見た目の平和からは伺い知れないご苦労が、色っ々、あるんですねー・・・。

そんな風に大切にたいせつに一生懸命皆様が育てて下さったぶどうは、素敵に爽やかで、甘かったでした。

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見事に育ってくれて、ありがと~・・・ ^^

by yukosy | 2017-10-04 23:59 | Comments(0)